mtブログをカスタマイズする際は、要素ごとに変更していくとやりやすくなります。
テンプレートの要素としては大きくわけて4つぐらいあります。

  • インデックステンプレート
  • アーカイブテンプレート
  • テンプレートモジュール
  • システムテンプレート
  • ウィジェット

上から順に大きな要素になっていきますが、下に行くにつれて部品的な要素になっていく感じです。
「インデックステンプレート」や「アーカイブテンプレート」で、それぞれのちいさな部品をまとめて設定するという感覚かと思います。

なので、少なくても、インデックステンプレート内にあるスタイルシートや、メインページの部分はけっこう重要な部分なので、一度は確認しておきましょう。

一般的なMTカスタマイズ例

まず、いらないウィジットを消しましょう。
ドラッグアンドドロップするだけです。
終わったら、再構築して消えているかを確認します。

次に「テンプレートモジュール - バナーフッター」で、Powered by 以下のリンクを自サイトに変えることをおすすめします。
トップページへのリンクでもいいですし、copylight 的なものを書いておくとよいでしょう。
当ブログではこのようにカスタマイズしてます。

また、ブログタイトルの部分がでかいと思う際には、サーバー側からスタイルシートにアクセスし、タイトルシート部分のフォントサイズを変更します。
オーソドックスなワインレッドのテンプレートの場合、mt-static フォルダ内にある、themes-base というフォルダのblog.css に書かれている #header-name a の部分に、font-size:20px; のような指定をすると、ぶなんな大きさになります。
テンプレートによっては、さらに下側までたどらないと変わらないこともありますので、上から順にみていきましょう。

細かい部分では、generator のメタタグを消すとか、ブログ説明のH2をなくすとかもありますが、SEO的な要素としては小さいですので、余計な外部リンク関連さえ修正しておけば大丈夫かと思います。

レンタルサーバーに Movable Type をインストールしたあと、さっそくブログを作成するかと思いますが、デフォルトで用意されているテンプレートはカスタマイズの難しい複雑なタイプが多いです。

Movable Type でけっこうよく見かけるのは、ワインレッドのこんなテンプレートが多いですが、これをそのまま使用している人も多いようです。

けれども、スタイルシートのID属性の指定が煩雑になっていたり、不必要なパーツなどもごちゃごちゃと付いてきますので、HTMLソースが複雑になっていてカスタマイズが難しいはずです。

テンプレートの種類については、バージョンによる違いなどもあるかと思いますが、デフォルトでは次のような種類があります。

  • メインページ
  • ブログのメインページ
  • エントリーのテンプレート
  • ウェブページ
  • カテゴリー・月別過去ログのテンプレート
  • アーカイブインデックス
  • スタイルシート
  • その他のウィジット

この場合、「メインページ」がサイトのトップページにあたり、それに会社情報とか販売ページ、お問い合わせページなどを「ウェブページ」で作成し、このサイトの1部として社長ブログなどを設置する形になるかと思います。

企業の場合だとこれでもいいかと思いますが、個人でブログを作成する場合は、サイトがそのままブログ全体になるかと思うので、ブログのトップページやウェブページは必要ないのではないかなと思います。

なので、「メインページ=ブログのトップページ」になるような形で、当ブログでは作成しています。

また、月別の過去ログとカテゴリーページは、ブログ記事のリストという形で一緒になっていますが、それぞれ別々にテンプレートを作成した方が、余計な場合わけがなくなって、わかりやすくなるのではないかなと思います。

さらに、スタイルシートも、トップページ用やエントリー用、カテゴリー用とそれぞれに用意した方がカスタマイズもしやすくなるはずです。

そんなことを考えると、デフォルトのテンプレートは大部分を変更することになってしまうので、最初から作ってしまった方がはやいかもしれません。

一度テンプレートを作成してしまえば、他のサイトを構築する際にも利用できるので、一度は自分用にカスタマイズしておくことをおすすめします。

mt ブログのエントリー url の出力方法ですが、デフォルトの/09/02/entry-url.htmlといった出力形態よりも、カテゴリ名/entry-url.htmlといった感じの出力方法の方がいい感じなのではないかなと思います。

エントリーの出力方法をカスタマイズする際には、「デザイン - テンプレート - ブログ記事」のところで、「テンプレートの設定」のリンクをクリックするとこんなタブがでてくるかと思います。

エントリー出力方法

このなかから、エントリーの出力方法を選択するのですが、yyyとかmmmとかいうのは、イヤーやマンスの年月という意味だろうと思います。

エントリーの出力方法は、私の印象ではカテゴリ名/entry-url.htmlといった形の方がいいと思うので、図のような出力方法を選択しています。

同じように、エントリーの出力方法だけでなく、カテゴリーや過去ログの出力方法も「ブログ記事のリスト」の箇所で個別にカスタマイズが可能です。

カテゴリー出力方法

url にキーワードを含めると、SEO対策にもなり、若干よさげなのですが、やはり年月の数字での出力形態よりも、カテゴリー名などによるキーワードを含んだ形での出力方法の方がいいのではないかなと思います。

MTブログのメタタグで、description のページ説明文のブログカスタマイズ方法について考えてみたいと思います。

個別記事のエントリーの説明文をカスタマイズするには、いろいろな方法があるとは思いますが、もしタグ機能を使用していないなら、その部分に description を記入しておくといいかと思います。

たとえば、この記事ページの部分はこんな感じで記入すると詳細にページ説明ができるかと思います。

description のブログカスタマイズ

タグ機能を使用している場合は使えませんが、記事を投稿するついでにページ説明も加えておけば、SEO的にもメタタグの重複の心配はないので安心です。

この description のメタタグですが、私はトップページと個別エントリー、カテゴリページとアーカイブでそれぞれ違う設定にしています。

私の場合、この個別エントリーの部分のメタタグは独自タグを使用してこのような感じで出力しています。

<MTIf name="entry_template"><meta name="description" content="<MTEntryIfTagged><MTEntryTags glue=", "><$MTTagName$></MTEntryTags></MTEntryIfTagged>" /> <meta name="keywords" content="<$MTEntryKeywords$>" /></mt:If>

もっとうまい方法もあるかと思いますが、一応問題はないようです。

上の html はキーワードの部分のメタタグも入っています。

ページ説明のメタタグ description は重複しないように、なるべく自動で出力させるよりも、個別に入力した方がいいっぽい気がします。

MTブログを作成したら、とりあえずはエントリーのURL出力方法をブログカスタマイズしておいた方がいいかと思います。

デフォルトのMTブログの初期設定では、エントリーの出力方法は、09/02/example.htmlのような形での出力方法になっているはずです。

これは無料ブログで考えると、個別記事のURL部分に当たるかと思います。

このexampleの箇所は記事タイトルにURLみたいな小文字英数を入力すると、自動的に出力されますが、自分で個別にブログカスタマイズすることも可能になっています。

この出力方法はMTブログだけではなく、グーグルのbloggerなどでも似たような出力方法になっています。

mtブログも記事タイトルには小文字を入力(グーグルブログの作り方)

たとえば、この記事の場合、このような形でentry-urlというネーミングで出力してみようと思います。

エントリー出力

このまま記事を投稿すると、デフォルトの場合では、/09/02/entry-url.htmlといった記事URLになるのですが、個別エントリーのURL出力方法をカスタマイズすることによって、カテゴリ名/entry-url.htmlという感じのすっきりした出力方法もあるので、そちらでやる方法を次回記事にします。

数字のURLの時よりも、記事URLに関連キーワードを入力しておくと、SEO対策にも若干の効果がありますし、サーバー内で記事を探す際にも認識しやすくなります。

このMTブログのカスタマイズはある程度記事数がたまってきた頃にやると、それまでのURLが変更になるため、最初にやっておくべきことと思います。

ある程度記事数があるブログの場合、あえて変更せずにそのままにしておいた方がぶなんです。

記事の内部リンクは自動的にカスタマイズされますが、記事中に手動でリンクを貼ったページなどは特にリンク切れをおこしやすいです。

すでにある程度インデックス数がある場合で、どうしても出力方法を変える場合は、もとのURLはそのまま残しておき、メタタグの301リダイレクトで古いURLにアクセスがあった場合でも、取りこぼしがないような形でカスタマイズすることをおすすめします。

私の場合、カテゴリページをカスタマイズした際は元のURLはそのままで、新規にページが出力されたようなのですが、エントリーURLを変更した場合は、元のエントリーが書き換えられる形となったみたいです。

そのあたりの仕様がどうなっているのかはわかりませんが、なるべくブログを作成した際についでに出力の設定をしておくことをおすすめします。

これは同じように、「一覧 - カテゴリ」の箇所で、カテゴリの出力名も自分で決めることができます。

MTOS新バージョンの Movable Type 5 が2009年10月頃に発売になる予定です。

mt5のライセンスも個人で使用する場合は無料で提供される予定ですが、企業や商用で利用する場合は有料ライセンスを購入する必要があります。

今回のmt5へのバージョンアップで料金体系が若干変化するとのことですが、サーバーライセンスのユーザー数が無制限となるプランが導入されることになったようです。mt5の基本ライセンスが6万3,000円なのに対し、サーバーラインセンスは12万6,000円となっています。

先行予約だと特別価格が適用され、約2万円ほど安くなるもようです。そのほか、以前のバージョンのライセンスを既に購入している人の場合も若干安く購入することができます。

そのかわりに、mt4の「追加ユーザーライセンス」がなくなりますので、個人で1サーバーにつき5ユーザーだけという制限がなくなる予定です。

MTOSのライセンスには様々な種類がありますが、私が借りているレンタルサーバーでは無料でmt構築ができます。これはホスティングライセンスというタイプになりますが、利用しているレンタルサーバー会社が導入しているライセンスなのだろうと思います。

mtライセンスには、企業用ラインセンスやアカデミックライセンスなどさまざまな種類があるようなんで、使用目的にあったライセンスを購入されることをおすすめします。

ライセンスを購入するとなるとけっこうな料金になりますが、安く利用できるプランもあると思いますので、ライセンスをご購入の際には問い合わせで確認されてみることをおすすめします。

Movable Type のバージョンが古くなってきたらアップグレードをしましょう。
意外に簡単にできてしまいますが、一応バックアップしておくことをおすすめします。

バージョンアップの方法としては、公式サイトに書いているとおりにやれば間違いないですが、当ブログの場合は古いバージョンのmtフォルダを適当な名前に書き換え、新しくmtフォルダを作成し、そこに新しいバージョンのMovable Type をインストールすることでアップグレードしました。

新しいバージョンのMovable Type も通常のインストール方法と同じですが、CGIファイルの書き換えなどは、すでにあるものを対応する箇所だけコピペして利用するとよいかと思います。
CGIファイルを書き換えたのちファイルをアップロードし、属性を変更したあと、mt.cgiファイルにアクセスすると自動的にアップロードされます。

けれども、最新バージョンの Movable Type は仕様が若干違っており、ホームページ下に複数のブログを設置するというニュアンスがデフォルトになっています。

旧Movable Type

新Movable Type (5.03)

旧タイプはそのままブログのみを設定しても問題なかったのですが、「ウェブサイト+ブログ」といった感じがデフォルトになっています。
ですので、ブログのみを作成する場合、ウェブサイトの部分はとりあえずブログと同じURLを設定して運営すれば大丈夫かと思います。

ただ、サブドメインのみを二つ作成していた場合など、新しいウェブサイト下にふたつのブログが並存してしまうので、新規のウェブサイトを作成してから、ウェブサイトの管理から移動するブログを選択し、新しいフォルダに移動をして対処しましょう。

あとはそれぞれのブログを再構築するだけですが、エックスサーバーやコアサーバーなどの場合でスクリプトエラー出る場合、libフォルダ内のMTフォルダ内にある、PublishOption.pmファイルを確認し、local $Data::ObjectDriver::DEBUG = 1;の部分を削除されることをおすすめします。

そのほかの記事の投稿方法などについてはそれほど変化はないようです。

MTブログの作り方手順
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